芝居における〈生活感〉って?

昔、夏目先生の演出でずっと言われ続けたことがある。「全然、生活感がない。」
生活感…。先生はそれしかおっしゃられないのでなんのことやらその時は本当に分からなかったのだが、今は何となく思うことがある。
例えば、芝居の中では親子、兄弟、近所のおじさんと接する機会や、時には王様に謁見する機会もある。それぞれ関係性が違う人と接する時に、自分はこんな性格だからと誰にでも同じ態度で接するだろうか?いや、きっと、それぞれの相手にそれぞれの空気感をもって接するはず。
きっと芝居の中の生活感とは、自分が、または相手がある種の関係性の上に成り立つ必然に醸し出される空気感のつながりで浮かび上がるものなのだろうと思う。
そして、それこそが舞台の上で、とても重要な”見せる要素”の一つだと考えています。そんな舞台が作れたらとても素敵だろうな。

この「木田の頭ん中」では、代表させて頂いてる木田の芝居に対しての考え方や創りたいものを不定期で呟いていこうと思います。たまに覗いて頂いて劇団が創りたいものについて分かって頂ければと思っています。
なにせ、マスコットを”しゃれこうべ”にしてしまったもんで…(笑)
では、また!